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2012.04.15.Sun 暗闇ビジネスは可能か green

 共通テーマが白と黒ということなので、明と暗でのビジネスについて考えてみた。

本来、夜は暗い。そのことになかなか気づかない。電気のおかげだ。都会では特にそうだ。

自転車で旅行していて、間違ってというか、状況によって田舎の夜道を走ることになったりする。それが小さな峠越えだったりすると暗闇の怖さを改めて感じる。霊的なものは否定的な自分だが、何か異質な恐怖を感じる。

街灯があっても知らない土地で家などがない場所は怖い。たまに明るい建物があってコンビニやファミレスだとホッとする。でも古いラブホだったりすると、それはそれで怖かったりするが。

明るいことはそのままビジネスに直結する。電気・電化製品はすばらしい発明。灯りの下で飲食店でも、オフィスワークでも行われるし、広告を照らしたり、照明の効果でモノを良く見せたり、空間を演出したり。早い話が暗くて見えない状態では何もできない。

では、暗闇そのものを何か活かすことはできないだろうか。



 筒井康隆の「にぎやかな未来」では、はっきりと覚えていないが、あらゆるものに広告(音声の)が入っていて、そんな社会でもっとも高価なものは・・・(ネタバレなるので自粛)という小説があった。現代はこんなに明るいのだから「暗闇」がビジネスになるのではないだろうか。

 以前、テレビの情報番組で真っ暗闇のレストランを紹介していた記憶があり、ネットで調べてみると、ヨーロッパやアメリカ、オーストラリア、中国にもあり、視覚障害のある人が働いていたりするらしい。

私が見たのは日本だったはずだが・・・考えてみると、日本の消防法では真っ暗闇にはできないはず。ひょっとすると指導が入ってなくなったのかもしれない。

カラオケボックスが可能なのだから、個室にして自分で灯りを調節できる形や、ホテルのような宿泊施設としての機能があれば、消防法に引っかからないのかもしれない。そういう機能があれば真っ暗闇のレストランもやれなくはないのかもしれない。

だが、それだけの価値があるかというと疑問。だいたい暗い所で食べてもおいしくない。味覚は視覚とも連動している。まずい料理で、安っぽい内装・食器で経営できるというのは初期投資で助かるし、話題性から短期的には集客につながるかもしれないが顧客化は難しいだろう。

 

では別の切り口。視覚が奪われると考え、他の五感に訴えかけることで何かができないだろうか。例えば・・・暗闇で香りを楽しむ、お香がらみの香道カフェとか。調べてみると「香源香カフェ」というのが出てきたが、これは香木などを販売する店舗のよう。喫茶機能があるのかはわからないが、漢方薬局が漢方レストランを併設したりするのと似たものかもしれない。いずれにしても真っ暗では成り立たない。

いっそ香りだけを提供する真っ暗な電話ボックスみたいなのはどうだろう。香木を選ぶにしても、アロマやお香を選ぶにしても、そこまでして真っ暗である必要がない。不便だ。

では、聴覚、暗闇で音楽・・・触覚、風俗的なのありそう・・・

だが、いずれにしても暗闇にしてしまうと消防法の問題が出てくる。薄明かりだと普通に飲食店でも、映画館、プラネタリウム、お化け屋敷などもあるわけで独自性がない。

アイスクリームのハーゲンダッツが開催したベッドで寝てもいいクラッシックコンサートとか、そういう方向もあるだろうが、プロモーションイベントとして可能であっても、事業としては成り立たない気がする。

ネットで「暗闇ビジネス」と検索すると暗闇での婚活パーティーとかあった。おもしろい企画だとは思うが、目先を変えたイベントとしては成立しても、これが主流とはならないか・・・。

結局の所、暗闇を施設として展開する、または装置として使う、そういうビジネスは難しい。光・明るさ、またはそれにより得られる何かを引き立たせるために、演出としての暗闇は使えても、暗闇そのものは使えないように思う。ビジネスではなく、ただ真っ暗闇に浸るためのキャンプとかそういう感じだろうか・・・ 




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