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2012.05.01.Tue 時計

家を出て数分後,左手首に腕時計をはめていないことに気づいた。取りに戻ることも出来るが,面倒くさいので,また,いろいろな場所に掛け時計があるので,さらに,鞄の中に入れている携帯電話でも時間を確認することができるので,「まさか携帯をもっているのにわざわざボロボロの自動巻き時計を取りに戻る人間はいない」と自分に言い聞かせそのまま出かけることにした。ちなみに鞄の中に入れている携帯も旧式で電池の減りが恐ろしくはやいので頻繁には見れない。最終手段として使うことにする。

それから数分後,駅のホームで電車を待っている時,ふと左手首に目をやると時計がない。ホームには掛け時計らしきものがぼんやり見えるが,針の位置までは認識できないぐらい離れている。実際にはそんなに離れていないが,目が悪いので見えない。だからといって鞄の中に入っている眼鏡を取り出して時計を見るほどではない。時間は十分ある。時間を気にする必要がないにもかかわらず,なぜか気になる。そういえば,普段もなんとなく時計をチラチラ見ている。今日の予定は宿泊先に到着することのみで,その他は自由なので,時計は全く見ないことにする。

その後,電車を降りて,昼食をとり,かなりの距離を歩いた。そろそろチェックイン可能な16時になったかどうかを確認したくなった。太陽の位置と自分の体内時計からほぼ16時だろうと予測したが,確実に16時である保証はない。鞄を持ちながら歩いていたことと重なり身体は疲労しきっていた。頭の中から「ピッ,ピッ,ピッ,……」という時報が聞こえる。しかし,決して「ピーン」になることはない。今すぐどこかに座り込みたいが座るところもない。のども乾いていたので,とりあえずホテル付近のコンビニで飲み物を選んでいると,いつのまにか飲み物ではなく掛け時計を探している自分がいた。時計は全く見ないと決めた意志はどこかに吹っ飛び,首をひねりスッと目を上げると,1557分をさした掛け時計が眼球に飛び込んだ。その安堵から全身の力が抜けフラフラになりながら飲み物と,あとスイーツを買って,ホテルに直行した。





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